コインランドリー女子のミユキです。
8月も終わりに近づき、少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたね。
コインランドリー活動をしているので、よく
「洗濯好きなんだよね?」とか
「コインランドリーの機械に詳しいの?」とか聞かれますけど、
実は、まっっったく!!好きじゃないし、詳しくありません。
ワタシがコインランドリーを利用しているのは、
コインランドリーが好きな理由がたくさんあるからなんですが、
なにより第一に、「洗濯が苦手」なんです。
ワタシは、ちびっこなうえに首の手術をしているので、
典型的な高い位置に物干しざおがある我が家では、
背伸びをして、なおかつ上を向かないと、
洗濯物を干す、取り込むという作業ができません。
これがなかなかの苦痛なんです。
そして、これはお恥ずかしい話ですが、洋服を脱いだら脱ぎっぱなしのタイプなので、
かろうじて、なんとか洗濯機に入れている有様です。
だから、はじめてコインランドリーを使った時には、もう目から鱗、パーっと視界が開けた気分でした。
「苦手なことを苦手と言っていいのかもしれない」という、新たな発見をしたのです。
ザ昭和な厳しい親のもとで育ってきたので、「苦手なことは努力してやれるようになりなさい」という教えが、ワタシには染みついていました。
そして、努力してもできないことにぶち当たるたびに、「自分はダメなんだ」という劣等感が上書きされていくばかり。
そんなワタシが、コインランドリーを楽しむようになったら、
地元のウェブサイト「やっとみつけた、弥富」でコインランドリー情報を載せてみない?と声をかけてもらい、
地元をほぼ取材した後は、「もっといろんなコインランドリーへ行きたい!」という気持ちが芽生え、このブログをスタートさせました。
苦手なことを苦手だと認めたら、ワタシの前に広がったのは、
もともと好きだった、「書くこと」「写真を撮ること」「新しい場所に行くこと」「人と出会うこと」、それらが全部繋がった世界でした。
脳科学者の茂木健一郎さんは、ご自身のブログの中でこう述べています。
何かが苦手だと、つい「劣等感」を持ってしまいがちだが、それは比較による脳の抑制、フリージングにつながるから好ましくない。むしろ、劣等感を持ってしまう自分の「欠落」は、そのすぐそばにある「長所」と一体なのだと思って、受け入れた方が良い。
引用:茂木健一郎 オフィシャルブログ
茂木健一郎 公式ブログ - 自分の最大の欠点のすぐそばに最大の長所がある - Powered by LINE
「洗濯表示の見方」とか「機械の見分け方」とかも、コインランドリー関連の知識として知りたいとは思うけど、
そうゆうことに強い方はたくさんいらっしゃるので、
ワタシがやらなくてもいいと思っています。
そうゆうことを知りたかったのに、うっかりこのブログに来ちゃった人は。。ごめんなさい、よそでどうぞ(笑)
「コインランドリー」というひとつの分野においても、いろんなプロの人がいるので、
ワタシはワタシにしかできない、
「面白いと思う場所には、自分で行って目で見て、人と話すこと」
「消費者として、女性目線でコインランドリーの素晴らしさを伝えること」
で自分を活かしたいと思います。
主婦(主夫)のみなさんは、なかなか家事を「苦手だ」なんて言ってられないと思います。
苦手だろうが、やらないわけにはいかないからね。
それでも、苦手なことが何なのかすら分からずにやり続けなきゃいけないんじゃなく、
苦手なことにはそれなりの、心のフォローの方法を持っておくといいんじゃないかと思います。
ワタシみたいに洗濯が苦手な人がいたら、ぜひコインランドリーという場所があって、
いつだって頼っていいってこと、心のどこかで覚えていてくださいね!
苦手なことの隣で手を繋いでいる、あなたの得意なことが、ニコニコと輝きだしますように。