コインランドリー女子のミユキです。
先月から、ニュースやネットで話題になっている「メルカリ × コインランドリー」!
ワタシも先日、そんな話題のコラボを取材してきました。
このコラボは、TOSEIとフリマアプリの「メルカリ」が連携して、メルカリ出品物の撮影ブースをコインランドリーに設置したもので、
6月26日から、TOSEIが直営する「コインランドリー by TOSEI」の東中野店、川口並木店、平台店の3店舗でスタートしました。
今回は東中野店で、営業本部主任の須田雅太郎さんにお話を伺ってきました。
「コインランドリー by TOSEI 東中野店」は、JR東中野駅から徒歩5分、商店街の中にあるオシャレな外観のお店です。
そのコインランドリーに入るとすぐ右手に、噂の撮影ブースが設置されていました。
出品までの流れはこんな感じです↓↓
①コインランドリーで、出品物を洗濯、乾燥します。
②備えつけてある紙製のメジャー(持ち帰り可能)で、必要なサイズを測ります。
③撮影ブースで出品物の写真を撮ります。
上の写真の状態では、トップスやボトムをハンガーにかけて撮影できますが、
ワンピースなどの長いものを撮影する時には、ラックを下まで伸ばすことができます。
また、平置きスペースで、Tシャツや雑貨などをたたんでタグ撮影をすることも可能です。
どんな物の撮影にも対応できて便利!
ライトは、暖色と寒色が数種類あって、動かすこともできます。
物撮りってほんとに難しくて、すぐに影が入っちゃうので、この細かな心配りはありがたいですねー!
さぁ、素敵な写真が撮れたら、④メルカリのサイトに入力して出品します。
ついでに、コインランドリーで梱包までしちゃうことができます!
④撮影コーナーに、段ボールやビニール袋などの梱包材も無料で用意されています(無料配布は期間限定)。
郵送する際に、出品者から購入者へ送れる「thank you カード」も利用できます。
これ、個人的にはすごく素敵だなーと思いました。「ありがとう」の気持ちと共に、誰かの元に届くって、想像しただけで幸せな気持ちになりますね◎
また、コインランドリーからは徒歩1分の距離に「メルカリ便」が使えるコンビニがあるので、売買が決まったら、出品物をすぐに発送することも可能です。
このコラボが実現したきっかけは、須田さんとお客さんとのやり取りからなんだそうです!
須田さんがお店にいた時に、たたみ台で写真を撮っている若い女性がいました。
「メルカリに出品するのに、家だと上手に写真が撮れないから、ここで写真を撮っている」という話を聞いた須田さんは、撮影スポットを作ることを、その女性に約束したのです。
なんと、須田さんは自分で設計図を描いて、専門の工場に依頼した部分もありますが、できるところはご自身の手作りで、撮影ラックを作っています。
お客さんの声をくみ取って、新しいモノやサービスを作り出す情熱が素晴らしいですね。
メルカリはいまや、国内最大のフリーマーケットアプリとなり、月間利用者数は1,300万人まで拡大しています。(すごい!!)
それでも「出品が面倒くさそう」とハードルを感じている人が多いのも現状です。(実はワタシもメルカリを利用したことがありません)
コインランドリーに撮影ブースを作ることで、出品までの流れを、少しでも簡単に感じてもらえるメリットがあります。
利用する人にとっても、「コインランドリーで洗濯済みだとアピールできる」「写真がキレイに撮れると売買がつきやすい」と好評なんだそうです。
ワタシは、物を簡単に使い捨てするのがあまり好きじゃないんですが、捨ててしまうならリユースした方がいいし、今流行りの「ワンショット消費」も、シーンによってうまく使い分けするなら、ありだなーと思います。
そんなワタシは、古くなった洋服を発展途上国で役立ててくださる団体に送っているんですが、
これからは、コインランドリーでキレイに洗ってから団体にお送りしよう!と、この取り組みを見て感じました。
次の誰かにお渡しする時に、コインランドリーで洗濯乾燥することで、より気持ち良く渡せる。
丁寧に扱ってくれた物なら、受け取った人もまた丁寧に使ってくださるでしょう。
顔も知らない、誰かから誰かへの「思いやり」の連鎖。
コインランドリーが、そんな気持ちを育む場所であれたらステキだな、と思います。
TOSEIでは、今後1年間で約500店に撮影スペースを設ける予定です。
みなさんのお近くでも、この撮影ブースを見かける時が来るかもしれません。
そんな時は、ぜひお家のクローゼットをチェックして、リユースについて考えてみてくださいね。